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AWSのコンピューティングサービス【EC2編】

概要

EC2は、AWSが提供するコンピューティングサービスで、需要の変化に応じて性能や台数を伸縮自在に柔軟に使うことができる、仮想サーバーです。


キーワード

  • 必要な時に必要なだけの量を使用

  • 使用した分にだけコストが発生

  • 変更可能なインスタンスタイプから性能を選択

  • 数分でサーバーを調達して起動できる

  • 世界中のリージョンから起動場所を選択

  • AMIからいくつでも同じサーバーを起動できる

  • セキュリティグループでトラフィックを制御できる

  • オペレーティングシステムを管理者権限で操作できる

  • ユースケースに応じた料金オプション


必要な時に必要なだけの量を使用

EC2では必要な時に必要なだけのインスタンスを稼働することができます。
これにより、需要の変化に応じて必要なインスタンスだけを起動することができます。
つまり、事前に予測しなくていい!!

ちなみに、1インスタンスは仮想サーバー1台のことです。


使用した分にだけコストが発生

EC2の料金は次の4種類です。

  • EC2稼働に対しての料金

  • データ転送料金

  • ストレージ料金

  • 従量課金

EC2稼働に対しての料金

課金は稼働中のみ。 → 停止中は課金は停止されない!!
OS、リージョン、インスタンスタイプによって料金が異なります。
課金は1時間単位で発生します。
ただし、Amazon Linux、Ubuntuでは秒単位(最短1分)の課金です。

データ転送料金

リージョンの外にデータを転送する際に発生する料金のこと。
転送料金はリージョンによって異なります。
インターネットへの転送と他リージョンへの転送でも料金が異なります。
同じリージョン内のデータ転送で、AZが異なる場合は転送料金が発生します。

インターネットからAmazonEC2へのデータ転送受信をインといい、課金対象ではありません。
AmazonEC2から外部へのデータ転送をアウトといい、課金対象になります。

ストレージ料金

EBS(Amazon Elastic Block Store)の料金で、EC2を使う上で意識すべきことです。
EBSの課金は、1GBあたりの、プロビジョニングした料金です。
プロビジョニングとは、ボリュームサイズとして確保した容量のことです。

従量課金

必要に応じたインスタンスの変動費として課金することです。


変更可能なインスタンスタイプから性能を選択

EC2は、様々なインスタンスタイプという性能の組み合わせがあります。
ユーザーはその中から、最も好ましいものを選択することができます。
また、使いは始めてからカスタマイスすることもできます。

EC2インスタンスのタイプ

インスタンスタイプの表記方法は次の通りです。

  1. ファミリー(用途)

  2. 世代

  3. サイズ(性能のレベル)

例えば、t2.micro みたいな感じ。tが1、2が2、microが3。


数分でサーバーを調達して起動できる

EC2は数分で起動することができます。
これは、経営の俊敏性向上に役立ちます。


世界中にリージョンがから起動場所を選択

EC2は数分で世界中にデプロイができます。
東京にいながらサンパウロにだって・・・。


AMIからいくつでも同じサーバーを起動できる

EC2インスタンスはAMI(Amazon Machine Image)から起動します。

AMIとは、インスタンスを起動するのに必要なOSやボリュームの情報、アプリケーションなどの情報を含むインスタンスの起動テンプレートのことを指します。
これにより、同じ構成を持ったEC2インスタンスを複数起動することが可能です。

AMIは次の4種類です。

  • クイックスタートAMI
    AWSがあらかじめ用意しているAMIのこと

  • マイAMI
    ユーザーが作成するAMIのこと

  • AWS Marketplace
    パートナーベンダーが提供しているAMIのこと
    ソフトウェアやミドルウェアがすでにインストールされていている

  • コミュニティAMI
    一般に公開されているAMIのこと
    上の3つに該当するものがない場合、ここから探す


セキュリティグループでトラフィックを制御できる

セキュリティグループは、EC2インスタンスの通信を行う際のトラフィックを制御するファイヤーウォールです。
1つのセキュリティグループを複数のインスタンスに設定することができます。
VPC内では、1つのインスタンスに対して、同時に最大5つまでのセキュリティーグループを設定できます。


オペレーティングシステムを管理者権限で操作できる

EC2ではキーペアでログインすることで、オペレーティングシステムを管理者権限で操作できます。
キーペアとは、公開鍵と秘密鍵の2つの鍵ファイルをペアにして認証を行います。
これにより、ユーザー名やパスワードよりも安全に認証することができます。


ユースケースに応じた料金オプション

EC2の料金オプションには以下のものがあります。

  • オンデマンドインスタンス
    定価料金
    料金オプションを設定せずにインスタンスを起動した料金

  • リザーブドインスタンス
    割引料金

    期間を設定する
    期間中に属性を変更する場合は、コンバーティブルというタイプを選択する。

  • スポットインスタンス
    未使用のEC2インスタンス
    静止状態割引で料金が決定
    オンデマンドインスタンスよりも低価格で利用可能

  • Depicted Hosts
    オンデマンドインスタンスを物理的に占有すること
    占有したホスト単位で従量課金する。

  • ハードウェア専有インスタンス
    Depicted Hostsと同じ
    インスタンス単位で従量課金する。

  • Saving Plans
    なんか柔軟にやってくれる料金